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経験したこと、感じたこと





人気Youtuberが大手Youtube事務所をこぞってやめる事象に思うこと


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Kくん

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UUUM辞めました

今月頭のYoutubeの急上昇ランキングには「UUUM」の文字が並びました。

  • 【ご報告】UUUMを退所します🙇‍♀️今後の事や辞める理由など
  • 【ご報告】UUUMを辞める事になりました。
  • 【ご報告】UUUMを辞めました。その理由をお話しします。

この、何か示し合わせたかのような怒涛の退社ラッシュは世間の注目を集めました。
で、皆さん色々と言うなかで結局は「収益の20%をUUUMが取っているがそれに見合った価値を受け取っていない」と。

でもこの構造ってサラリーマンにもありますよね。

サラリーマンエンジニアかフリーランスエンジニア

エンジニアを擁する企業に属していると「単価」という文言をよく耳にします。
お客様がその会社のエンジニアに対して支払う金額、のようなものですね。ちなみにこの単価テーブルを新卒の私が見た時はびっくりしました。確かに優秀な先輩でしたが、その先輩の1時間をお客様は3万円で買っていました。

ひょえ~~

ただ、単価と給与は相関はあるにせよ乖離していて、そういうこともあってお客様側が支払った金額を直接受け取れるフリーランス最高!という意見が時たま巷に溢れるわけですね。

じゃあ私はなぜ企業に残ってエンジニアをしているのか?

と考えるとざっと以下が思いつきます。

  • 会社が面倒ごとを捌いてくれるので好きなエンジニアリングに注力できる
  • 景気の波に左右されずに給与を貰える
  • 会社の信用を武器に個人じゃできない仕事ができる

これって私の中ではプライスレスなんですよね。上記はもう少し深堀できるのでいつか別途記事にします。

がUUUMにはおそらくそれがない

そんな企業に属するメリットが、UUUMクリエイターはないんだと思います。具体的には以下。

会社が面倒ごとを捌いてくれるので好きな動画制作に注力できる

これは少なからずやってくれると思いますが、例えば毎月30万円UUUMに支払っているとすればその金額で専属スタッフが雇えますよね。もう少し規模が多い人であれば数人雇えます。が、UUUMのスタッフは他のクリエイターの面倒も見ているので割に合わない...と。

景気の波に左右されずに給与を貰える

これはないでしょうね。
というのも事務所とは言え結局動画作成のために頑張るとしても個人なので。

私も収益0ですが動画投稿をして遊んでいますがブログと一緒で完全に個人で「撮影、編集、投稿、分析」ができます。

会社の信用を武器に個人じゃできない仕事ができる

これは企業案件という形であると思います。が、案件を出す側もUUUMに出すのであればぜひUUUMのTop層に!と思うはずなので中堅にはなかなか降りてこないのかもしれません。

あとはサラリーマンにはない「ファンとの交流の場を安全に提供」「炎上しないためのフォロー」「UUUMCreatorというブランド」「個人対個人でやりとりをしないので面倒な恨みを買わなくて済む」など、お金で買えない価値も在りそうでよね。

とどのつまり、色んなサービスはあるけど所属クリエイターはそこに支払った金額以上のものを求めていて、クリエイターがフラストレーションを抱えていて辞めていく、という構図は「円満」だろうどなかろうと今後も増えそうです。

終わりに

確か瀬戸さんもUUUMでしたよね。視聴者側からすれば事務所に所属してようがいまいがどっちでもいいんですが、演者からすれば払っているコストと享受している恩恵が(個人的に)バランスしていないんでしょうね。

自分も企業に所属しているので他人事と思わずに、本当にそこで定住してていいのか?メリットは?デメリットは?をシビアに見ながら次の一手を選んでいきたい所存です。