はじめに
ボクシングは亀田兄弟がブイブイ言っていた頃にたまにテレビで見ていた程度ですが、先日のゴロフキン選手vs村田選手の試合はミーハーなのでアマゾンプライムで視聴。
結果は9ラウンドにて村田選手のTKO負けでしたが、一連の流れが素敵だったので思ったことを書いておきます。
ボクシング全然知らないけど、昨日のゴロフキン選手の勝利劇は熱いなーと思いました
— 思垢くん (@everyday0utput) 2022年4月10日
熱いポイント:ストーリー
ゴロフキン選手は勝利後に「村田はオリンピックチャンピオン、スーパー王者にふさわしい戦いを見せてくれました。戦えた私も誇らしい」とコメント。しかし関係性としては村田選手側が14年にはゴロフキンの米合宿に参加する程度にはゴロフキン選手側が格上。
そして2017年に村田選手がWBA世界同級王者アッサン・エンダム(フランス)に勝利した際のマイクで「ボクより強いミドル級はまだいます。そこ(ゴロフキン)を目指して頑張ります」と宣言。そこからの村田選手は王座陥落をしながらも、再度王者に返り咲いた上でのゴロフキン戦。
競馬でも野球でもそうですが、視聴者の心が動くのはこういうストーリー性だと思うんですよね。
何かをだれかに届けるときに、やっぱりストーリーって大事だよね・・と再実感しました。
熱いポイント : スポーツマンシップ
上でのコメントにもある通り、格闘技あるあるの煽りあいはなく互いがリスペクトするような気持ちのいいやり取りが両者にはありました。それは試合の中でもそれが髄所に見られ、例えばゴングがなる間際に放ったパンチをゴングがなった瞬間に止めるシーンや下半身に近い場所の攻撃を受けても抗議をしないシーンなど、数々の紳士的なふるまいにも映っています。
そして、激闘を終えて間もなくゴロフキン選手が村田選手の控室を訪問した・・という粋なニュースが皆の感動を集めていますが、そういったことも含めて「スポーツマンシップっていいなぁ」とホッコリ。自分の株を上げた上で周りをハッピーにするためには、こういう行動が大事なんだろうな~なんて考えさせられる振る舞いでした。
終わりに
こういう勝負事って「勝てば天国負ければ地獄」になりがちですが、勝っても負けても称えられるという構図を久々に見た気がします。それを実現するのは二人の人柄や勝負への向き合い方などがキーなんでしょうが、改めていい試合だな~と思う両者の激闘でした。私も自分なりに頑張ります。