はじめに
地域活性化の為、伊能忠敬を主役に大河ドラマを誘致しようとする千葉県香取市役所の職員が直面する、日本地図完成に隠された、真実の物語を描いた映画『大河への道』。
Youtubeにて予告映像がありましたが、玉置浩二さんの主題歌も相まっておもしろそうだな~と思って見に行ったネタバレ感想を書いてみました。
ストーリーの概要
- 千葉県香取市役所の職員が観光振興策として「伊能忠敬の大河ドラマ化」を提案
- その案に知事は乗り気となり脚本家を指名して進めるよう指示がある
- 職員はその脚本家を説得
- 脚本家はあらすじを書くために伊能忠敬を調べると地図を書き上げるために死んでいたことが分かる
===ここから当時の話に===
感想
序盤の職員の人たちのてんやわんやはおもしろかったですが、舞台が伊能忠敬の時代に移ってからの話の安っぽさにはちょっとびっくりしました。また、前半と後半で時代が変化するも出演者は全員同じという手法は、個人的には話が頭に入ってこないのでイマイチだと思ったり。
特に私はサラリーマンなので
- 伊能チームが地図作りを続ける動機の表現が薄いので給料泥棒に見える
- 上司に嘘の報告をして欺こうという姿勢が見ていて共感できない
- その嘘を暴こうとする勢力が祈祷師の言葉を鵜呑みにする間抜け描写
などが気になり、物語として没頭できませんでした。
ただしコメディタッチな部分が大半なので、ノンフィクションというよりかはボーッと見る映画と思えばそこそこ楽しく、「お前が失敬だよ」など中井貴一さんのツッコミ芸にはクスッときました。