はじめに
北京五輪のスノーボード男子ハーフパイプですが、2014年ソチ&2018年平昌で2大会連続銀メダルの平野歩夢選手が、初の金メダルをゲット。しかも、3回目の演技での逆転、全種目を通じて日本勢初の金メダル、2回目の演技での想定よりは低いジャッジ・・などなど熱いポイントが多々ありました。
ちなみにプチニュースですが3本目の滑走前にTHA BLUE HERBを聞いていたとのこと。
2回目のジャッジが低いという逆境を乗り越える強さ
平野選手は決勝2回目で大技のトリプルコーク1440(斜め軸の縦3回転、横4回転)を成功させるなど「最高難度のトリックを連発」。が、得点は91.75点で2位ということで、有識者はSNSで怒りのコメント。
平昌五輪の女子ハーフパイプで銅メダルを獲得し、Xゲームでも多くのメダルを獲得してきたアリエル・ゴールドは、「今まで見てきたなかで、最低のジャッジ」とツィートし、長くXゲームのMCを務め、ボードスポーツ界では知られたサル・マセケラも「誰がジャッジをやってるんだ? 色々聞きたいことがある」と疑問を呈した。
そうは言っても、ジャッジはジャッジなので3回目の滑りがイマイチであればそれで終わりなのに、3回目でもトリプルコーク1440など再び大技を連発し、2回目の得点を上回る96.00点をマークして逆転優勝。
アメリカの実況が当事者ではないのに平野へのジャッジに物申していたのが印象的でした。(ショーンホワイトがメダル圏外だったから、という理由もありそうだけど)
思ったこと
2回目のジャッジにて日本人はモヤモヤが募っていたので、このまま平野選手が無難な滑りで銀メダルであれば後味の悪い報道のされ方をしていただろうな~と。
が、結果は2回目以上の完璧な演技で優勝。
優勝後に本人は「夢が一つかなった。ここを取らずには終われなかった。ずっとやってきたことをここで出し切れた」と話した後に、「2回目の得点には納得いかなかった。その怒りをうまく最後に表現できた」と続けています。
そういう受け答えを聞いても、改めて逆境をパワーに変えれる平野選手の勝負強さには見習うべきものがあり、私も自分のことに置き換えても頑張らないとな~とつくづく思いました。あと、単純に受け答えに力が抜けていて大物感がありますよね。かっちょいい。
平野くん、受け答えに余裕があってカッコ良い
— 思垢くん (@everyday0utput) 2022年2月12日
終わりに
インタビューの最後には
(自分の滑りが)なにか刺激になってもらえればもうそれ以上はない
と締めくくった平野選手。その勝負強さにとても刺激を頂きました。改めておめでとうございます!