思垢メモ
経験したこと、感じたこと





『誰も傷つけない笑いなんてない』


2019年M1グランプリ

みんな大好きM1は今回も高視聴率でした。

M-1グランプリ2019」は2019年12月22日にABC・テレビ朝日系で放送され、関西地区の平均視聴率が26.2%(ビデオリサーチ調べ、以下同)、関東地区が17.2%だった。

開催前のプロモーションも素晴らしく

開催後に放映された「M-1アナザーストーリー」という激闘の裏側に迫った番組もまた等身大の芸人さんを見て涙腺が刺激されました。

そんな大盛り上がりの同大会、皆さんの講評の中で「容姿いじりをした見取り図が観客を引かせ、肯定ツッコミのペコパは誰も傷つけない笑いを誘った」というものをよく見かけました。

誰も傷つけない笑い

確かにぺこぱの肯定ツッコミはどこか優しいモノの見方が垣間見えてあったかくなります。

それを受けて「りんりんまま / Via Twitter: @rin_rin_mama_T」さんは以下のようなイラストを投稿してSNS上でトレンドになっていました。

f:id:mtiit:20200117152319j:plain
私もこの思考は大事にしたい。

このように大絶賛されたぺこぱの笑いを見ながら、それは本当に「誰も傷つけない笑い」なのかな?とぼんやりしていた際に私のモヤモヤを言語化してくれる記事に遭遇しました。

以下、該当部分抜粋です、

誰も傷つけない表現なんて存在しない。芸人の多くはそのことをよく理解しているのではないかと思う。しかし、それで萎縮してしまっては何もできないからせめて無闇矢鱈に人を傷つけたりはしないように、なるだけ不用意に人を傷つけてしまうことのないように注意を払いながらネタを書くってのはここ数年の傾向としてそりゃたしかにあるだろうとは思う。
...(中略)...
それを自分が何も傷つかずに見れただけで「誰も傷つけない笑い」なんて表現を安易に使ってる奴らって実際どうなんだ?と思う。

スッキリ

記事の中ではぺこぱのネタで出てくる交通事故の件やミルクボーイのネタで出てくる不倫相手との子供の件を例に、それで傷つく人がいないと言い切る人こそ「傷つけても構いやしない人」を勝手に規定しているのでは?という趣旨。

実は私も過去「言葉で人を傷つける」というテーマで記事を書いていて今回のM-1談義の中で「人を傷つけない笑い」という部分は気になっていました。

そして結論としては「なるだけ不用意に人を傷つけてしまうことのないように注意を払うことが万人に受け入れられるトレンドではあるが、だからと言って誰も傷つけない表現なんてない」ということなんだと思います。

人を傷つける表現はできるだけ避けつつも、全ての言動には人を傷つける可能性が存在し、そして無条件で傷つけていい存在なんてものはない。

ここは引き続き肝に銘じておきます。