思垢メモ
経験したこと、感じたこと





島田紳助の「辞める必要なくても辞めないと」に見た優しさ


紳助さんの印象的なシーン

島田紳助という司会業を行う芸能人が過去いましたが、先日misonoさんのYoutubeチャンネルに出演していて現在話題になっています。

それを見てて思い出したシーンですが、当時その方がしている番組のコーナーにて

店の自信商品を持ってきてください 芸能人の我々で審査します ただし本音でジャッジします 評価されれば繁盛するし、評価されなければ売り上げが下がるかもしれない リスク覚悟できてください

といった趣旨のものがありました。

お世辞にも美味しくないプリンに対して

その中で、東京の下北沢で豆腐プリンを450円で売っている男性がチャレンジに。

覚悟を語るシーンでは「赤字が続いているのでこの場でだめならお店を畳む」と意気込みます。
そして志も高く、豆腐プリンを考案した理由は「卵アレルギーで苦しむ方にもプリンを食べて欲しい」というもの。とても応援したくなる内容でした。

観覧席には応援に家族も駆けつけます。

結果は非情

しかし試食した結果は、ほぼ全員が うーん(無し) という結果を出し、この厳しいジャッジに応援ムードの観客からは悲鳴があがります。

その中で、紳助さんは『本当のことを伝えてあげるのが愛情である』と述べて他の演者の発言のハードルを下げます。

(悲壮な表情で観覧する家族)

続けて『この味と値段ではビジネスとしては話にならない』と厳しく切り捨てます。

それを受けて、うーん というジャッジを下した側の人間も「だからといってやめる必要はない」と口々にフォローを入れます。

が紳助さんは、そのフォローにものりません。

『赤字がかさんでいる状態であるのであればやめなければならない』と。


この一連のやり取りを見ていて、結局相手のことを本気で思っているのは「島田紳助」さんだなと当時思ったことを今でも覚えています。

優しさにも色々ある

  • おいしくないけど おいしい と伝えてあげる人
  • おいしくないけど やめる必要はない と伝えてあげる人
  • おいしくないので やめる必要がある と伝えてあげる人

上のそれぞれは皆優しくて特に演者の大勢を占めた「おいしくないけど辞める必要はない」とフォローを入れている人たちも、相手のことを思って言ってるのだと思います

ただし 赤字がかさんでいる状態でも頑張って続けろ というのは、見方を変えればかなり残酷な助言です。

司会業だけでなく、お店のオーナーとして厳しい世界を知っている紳助さんは「お客さんはおいしいといってくれるがリピーターは増えない」という主人に対して、それは『お客さんが大人だから。本当のことをあえて直接言わないだけ』と一見きつい言葉も放っていました。

思ったこと

「辞める必要なくても辞めなければいけない」という一見きつい発言。

このシーンを見て思うのは、何かの言動を行う動機はだいたい自分へのメリットを考慮して、だということ。

お店をやめる必要はないと店主にフォローをいれている時、芸能人各位は「自分のジャッジに悪気はない」ことを弁明するつもりで述べている節もあると思います。相手のためではなく自分の映りのため。

そんな中、自分の映りがきつく見えて損だとわかっていても相手のことを思って発言した島田紳助さん。彼は彼なりに優しい。

見映えをどこまで意識しての言動か分かりませんが、印象的な当シーンでした。