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【一リットルの涙】お前らずるいよ?という錦戸さんが演じる台詞が名言すぎる


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Kくん

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ドラマ版一リットルの涙

2005年秋に放映されていたテレビドラマ。
亜也が脊髄小脳変性症を発症し、明和台東高校から養護学校編入するまでの彼女とその家族の葛藤、養護学校での生活、養護学校を卒業してからの自宅療養や入院生活での彼女の苦悩、彼女が成人し、亡くなるまでの数年間が描かれている。
主人公・亜也の学校の合唱の課題曲として、レミオロメンの「3月9日」が使用され、同曲をオリコンチャートランク外から再びランクインさせた。同じく挿入歌の「粉雪」も最高2位を記録。

手足や言葉の自由を徐々に奪われながら最後には体の運動機能を全て喪失してしまう難病「脊髄小脳変性症」を抱えた一人の女性とその家族の葛藤を描いたドラマ。

リアルタイムで見ていた当時は中学生あたりでしたが、このドラマは私の人格形成に大きなプラスの影響を与えたと思っています。

原作は以下

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4344406109/ref=as_li_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4344406109&linkCode=as2&tag=matsuikzhr-22&linkId=bae3ae36bebfc3b5bfad653c5ec86dae

その中にある以下のフレーズが、本書のタイトルになっています。

わたしは東校を去ります。
そして、身障者という重い荷物を、ひとりでしょって生きていきます。
こう決断を自分に下すのに、少なくとも、1リットルの涙が必要だったし、これからはもっともっといると思います。

忘れられないシーン

主人公演じる沢尻エリカさんがいない教室にて、生徒たちは彼女のことをクラス会議にて話し合います。
彼女のペースに合わせることで授業が遅れたり支障がでてきていると主張する人もいれば、彼女だって頑張ってるんだからそれくらい待ってあげようと主張する人もいたり。

そして毎日送り迎えをフォローする友達二人も意見を求められ、彼女が好きでやっている、少しくらいみんな待ってあげようとフォローはしつつ、たまには朝寝坊したいと思う日も正直あると涙ながらに語ります。

そんな欠席裁判を延々している中、同じくクラスメイトを演じる錦戸くんが言ったセリフが以下。

お前らずるいよ。
あいつの前ではいい人なふりして、親切にして、あいつが何度「ごめんね」って言っても「平気平気」って繰り返して、あいつがいない時にこんな話して「本当は迷惑でした」なんて、ずるいよ。
嫌だったらもともと親切になんてすんなよ。「面倒だ困ってる疲れる」ってあいつの前で言えよ。そしたらあいつきっと分かったよ、助けてもらわないで済む方法だって考えたよ。

心の中で勝手にフラストレーションをためる人

この構図、毛色は違えど周りでよく見かけます。
要は何か自分はやってあげてばかりなのに、相手から何もお返しがなくて内心はイライラしている。

これがビジネスの場であればまだしも、友人間や夫婦間でこの構図でイライラしている人を見る度に上のセリフを思い出します。
たちが悪い場合なんて、両者がお互い同じことを思ってるケースがあったり...。

「内心嫌だったら親切になんてするなよ」というのは暴論かもしれませんが、ここから学べるエッセンスはあると思っています。

相手にしてもらったことにきちんと感謝する、してあげるという視点ではなく自分に小さくてもいので納得感を持った上で行動する。

終わりに

「社会的弱者に優しい社会はみんなにとって優しい社会。そして、今はそうでなくても自分や大切な人がいきなり社会的弱者になることだっていくらでもありえる。」ということを子供心に噛み締めたことを覚えています。
私の信念にとてもいい影響を与えてくれた作品ですが、それ以外にも色々と学びがありました。上のセリフはその一例です。

今の若い人の中には見たことも聞いたこともない方が一定数いるいと思いますが、少しでも興味があればぜひ視聴してみてください。