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【脳死プレイという言葉が嫌い】脳死状態でゲームするというネット用語に思うこと


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Kくん

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脳死プレイってなんぞ?

意味は以下。

電子ゲーム、主にRPG系のソーシャルゲームブラウザゲーム等で、戦術・ルーチン等を特段考慮していない状態、若しくは考慮せずとも容易に攻略が行える事。

要は、判断をせずとも画面をポチポチしていれば作業を全うできる様を指して言います。そういうスマホゲームありますよね。「頭を使わずに作業」→「脳死プレイ」。

初めて聞いたという方もいるかと思いますが試しにツイッターで検索してみると、ゲームジャンルに関わらず「思考停止=脳死状態」といった風にナチュラルに使われています。

なぜ苦手か?

苦手というより、私は使わないという程度ですね。

というのも脳死という言葉は医学用語でもあり、ヘビーな意味を持ちます。

脳死(のうし、英: brain death)とは、ヒトの脳幹を含めた脳すべての機能が不可逆的に回復不可能な段階まで低下して回復不能と認められた状態のことである。

例えばですが、大事な方が脳死という形になった境遇の方々は「脳死プレイ」や「脳死状態」という言葉を上記の意味で使わないと思います。

私は「脳死」という言葉を聞いて想起する人はいないのですが、他の人もそうであるかは分からない。普段はへらへらしているような人だって、人には話さない悩みや体験があると常々思っています。

きっかけは言葉の言い換えコレクション

そんなことを考えたのは『現代用語の基礎知識2020』という書籍の中にあった 言い換えコレクション という特集を見ていた時でした。

その本では2019年に実際にあった言い換えの例として

徘徊 → 一人歩き
墜落 → 不時着
就職氷河期世代 → 人生再設計世代
汚染水 → 処理水
武器輸出 → 防衛装備品移転

などが紹介されています。

汚染水と書くと地元が反対するから...みたいなやましい理由が透けて見えますが、『その言葉が与える印象』を変える という観点において 言い換え は有効だな、とも思いました。

終わりに

SNSでは「脳死プレイ」と言った文言をよく見かけます。
ただ、いつも思うのは「脳死プレー」を「ポチポチプレー」に言い換えるだけで一気にマイルドになるんですよね。であれば、私は「ポチポチゲー」と言いたい。

仕事でもプライベートでも、できるだけ他人とは良好な関係を築いた方がハッピーと思っているので、そういう言動で変に損をしないよう、引き続きまったり心がけていきます。