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サウンドオブミュージックを映画館で満喫した(後編)


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Kくん

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はじめに

中身が薄い前半はこちら

ここからはサウンドオブミュージックを見て思ったことを書いているのでネタバレにもなります。
50年も前の作品にネタバレもくそもない気がしますが、まっさらで見たい方はブラウザバックお願いします。

ちなみにあらすじ

マリアは修道女見習いだったが、そのお転婆で周囲の修道女にからかわれていた。みかねた修道院長はある日、マリアにトラップ大佐の子供たちの家庭教師をするように勧められ、トラップ邸へ向かうことになる

映画自体は原題『The Sound of Music』と言い、1965年に公開され第38回アカデミー賞で作品賞も受賞しています。

以下、映画を見て思ったことです。

ドレミの歌ってリコーダーの練習ソングかと思ってた

父親は7人の子供たちを軍隊のように厳しくしつけ、遊ぶ時間を与えていませんでした。

そんな子供たちにマリアは音楽で遊び、音楽で父親の気を引こう!と提案するも、子供たちは歌とはなんぞ?というところから。

そこでマリアは子供たちに歌の基礎としてドレミの階名から教えます。
で、それがドレミの歌。

え~~~めっちゃ深い...

そう思って聞くとドレミの歌がめっちゃ沁みます。

小学生の頃はドレミの歌、カエルの歌、きらきら星はリコーダーの練習ソングとしか認識していませんでしたが、当時も本作を知っているであろう音楽の先生は、もう少し思い入れを持って演奏してくれてたんだろうな~と思いました。

あとは、遊びを覚える子供たちが「毎日遊びたい」と言うとサラッと「毎日だと飽きるよ」と返したマリアが印象的でした。

エーデルワイスもリコーダーの練習ソングかと思ってた

厳格な父親が子供たちに押し切られる形でギターを手にエーデルワイスをしっとりと歌うシーンがあります。


なんと、この歌を情感たっぷりに彼が歌うのにも訳があり、当時のオーストリアはドイツに併合されて国が消えゆく真っただ中。
祖国オーストリアを想い、オーストリアの象徴が「エーデルワイス」という歌というわけです。

え~~~めっちゃ深い...

「永遠に我が祖国を祝福しておくれ」という歌詞で締めくくられるこの歌、リコーダーの少し難易度高い練習曲じゃなかったんだ....

感情移入する箇所は年代によって違う

本作は、中盤から子供たちの父親ゲオルクと仲睦まじい関係を見せるエルザというお金持ちキャラの女性が登場します。
が、結局ゲオルクは婚約を破棄して、マリアを選びます。
また、子供受けがいいマリアとは違ってエルザは子供たちにも受け入れられません。

でも、作中を見ていると彼女って普通に素敵な女性なんですよね。婚約破棄を突き付けられても男性を全く責めず、見ていて心が痛かったです。

こういうところに感情移入してしまうところに、自分もおじさんになったな~としみじみしました。小学生の頃見てたら「マリアの邪魔するな~!やーいやーい!」くらいにしか思ってなかった気がします。

また、ゲオルグとマリアの結婚式シーン、もちろん素敵で感動的なんですが劇場ですすり泣く人がピークだったように思えます。

劇場は若い人は少なく、どちらかというと年配な方が多いくらいでした。
そうなると実体験として結婚式をしていたり、もしくは自分の子供が結婚式をしていたり、そういう思い出と劇中のシーンが相まってより心が震えたんだと思います。

私も、結婚してからこのシーンを見ると、また違った感情が生まれるのかもしれません。

結論

音楽が最高で、とにかく泣けます。
最後の音楽祭なんて物語としての繋がりも完璧で、ただただ聞き入ってました。

これを映画館で初見で見れて良かった。今後は名作をプライムビデオで見るのも考えものです...


50年も前の映画を「これはいい映画だ!」なんて言うのも滑稽ですが、あえて言わせてください。

音楽の国、オーストリア、この思い出を引っ提げて、いつか行ってみたいものです。