はじめに
「無料トライアルの終了」という文言が画面に表示されて、思わず「えええ..」と声を出してしまいました。.
GCPとはGoogleCloudPlatformの略で、我らがグーグル社が提供するパブリッククラウドです。
そんなGCPの特徴として、制限された環境であれば無料で永年利用できます。
自前でサーバを立てるためにはハードウェアを設置してインターネット上に公開する必要がありますが、それをGoogleは太っ腹にも無料で提供してくれています。
メールや地図マップを無料で提供しているGoogleですが、それらはYahooでもAppleでも同じです。一方でクラウド環境、つまり好き勝手に使える高性能コンピュータを他社に先駆けてIaaSとして無料で提供したところにGoogleのすごさがあります。ありがたい。
ところが久々にログインしようとすると...
ところがどっこい、画面を開くと以下メッセージが。
GCP を引き続き使用するには、有料アカウントにアップグレードする必要があります。
トライアルの期間中に作成したリソースはすべて停止されます。
Compute Engine に保存したデータはすべて失われます。
アカウントには 30 日間の猶予期間があり、この期間中に、トライアルの期間中に使用したリソースとデータを復元できます。
アカウントがキャンセルされたことを通知するメッセージが届くことがあります。これは、料金が請求されないようにアカウントが停止されたことを示すものです。
ぴゃあ~~~~
なんと...ファイルを色々配置しているので消えちゃうのは辛い。
私の勘違いで、永年無料ではなく有料のトライアル期間という位置づけでサービスを利用していた模様です。
もう少し詳しく言うと、デフォルトでマシンタイプが以下になっているのですが
n1-standard-1 (1 vCPU、3.75GBメモリ)
永年無料扱いにするためには以下のように変更する必要があったようです。
f1-micro (1 vCPU、614MBメモリ)
言われてみれば、それによって毎月以下のようなコストが発生していました。トライアル期間に使えるクーポンのようなもので相殺されていたので、永続的にこういうものなのかな?と思ってました。
Compute Engine N1 Predefined Instance Core running in Americas: 482.064 時間 [通貨換算: USD から JPY(レート 107.68 を使用)]
Compute Engine N1 Predefined Instance Ram running in Americas: 1807.227 ギガバイト-時間 [通貨換算: USD から JPY(レート 107.68 を使用)
むしろ、永年無料枠以上の環境を利用していたのにトライアル期間として提供してくれたグーグルの懐の深さを感じました。