応援よろしくお願いします
イチローがマーリンズ入団会見で言い放った言葉が印象的だったのでメモ。
インタビュアーの方が「ファンの皆さんに、メッセージをお願いします。」と振ると、イチローは
新しい場所に行って、新しいユニホームを着てプレーすることに決まりましたが、『これからも応援よろしくお願いします』
と言った後に少し溜めて以下を続けます。
とは僕は絶対に言いません。
応援していただけるような選手であるために、自分がやらなければならないことを続けていく、ということをお約束して、それをメッセージとさせていただいてもよろしいでしょうか。
この発言、かなり印象に残っています。
確かに野球選手のヒーローインタビューで「これからも応援宜しくお願いします!」と〆るプロ野球選手っていっぱいいますよね。他にも選挙のシーズンになると「ご支援お願いします」というのも同じ構図。そういう意味では「支援していただけるような議員になるために..」とあって欲しいものです。
自分もよく言ってしまう
ただ、「応援よろしく」というニュアンスの発言、気を抜くと言いがちですよね。短くて、間違いないフレーズです。
例えば、新しい現場で挨拶を求められた際に「分からないことだらけですが、ぜひ優しく教えていただけるとありがたいです」と言いそうになります。が、最近はぐっと堪えるようにしています。いやいや、お前はイチローの何を見てきたのだ、と。
「現場でのルールに慣れるまではご迷惑をおかけするかもしれませんが、xxに関しては自社でもトップクラスで詳しいと自負しています。何かあれば力になりますのでお声かけください」
こういった方が何倍も「分からないことを教えてもらえる」気がする、そんなことを教えてくれたイチローの会見でした。